さよなら私のクラマー2巻

幸田露伴の歴史小説 運命  2巻P27

女子サッカーを描いた名作 さよなら私のクラマー の中の名言・用語を解説しています

さよなら私のクラマー2巻

第2巻4話の「地獄の門」
高校女子サッカー界屈指の強豪、久乃木学園との試合。
鷲巣監督の指示「10点差以上クリーンシート」を達成した久乃木学園。
しかし恩田希は「1点取るゾー!」と意気込んでいます。

そんな恩田を様子を鷲巣監督は
「大敵に遇いて益壮とす」
と称します。

これは幸田露伴の歴史小説「運命」の中国の明朝の時代、建文帝と叔父の永楽帝が皇帝の座を巡る争いの話で、
自分に勝ち目のないような強い敵を目の前にして、ますますやる気が出てくる様子を表しています。

勝ち負よりも、「どうしたら1点を取れるのか」だけを考えて集中してプレイする恩田。
その姿が、周りのチームメイトを巻き込んでいくシーンです。

 

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