バスを停めてポゼッションサツカーを防ぐ 1巻156P
女子サッカーを描いた名作 さよなら私のクラマー の中の名言・用語を解説しています
第1巻3話の「雪の中の少女」
156P ポゼッションサッカーの命題
ポゼッション(Possession)とは、「所有」「所持」という意味の英語です。
ポゼッションサッカーとは、短くパスを回しながら攻めていく戦法です。
・ショートパスを多用するので、敵にボールをとられにくい
・ゴールまでに時間がかかるので、敵側は守備を固める時間がとれる
という矛盾したような状況が生まれます。
これが永遠のジレンマ・命題になります。
ちゃんとしたポジションで守備をしているにも関わらず、細かいパスでボールを回して翻弄しチャンスをつくり、すかさずゴールを決める。
動画ではその様子がよくわかります。
ゴール前にバスを停める
ゴール前に選手を集めて守備を固めてしまえば、ゴールされる危険度が減ります。
この様子を表す比喩表現として ゴール前にバスを停める と言うわけです。
サッカーゴールの前に観光バスが停まっていたら、誰もゴールできませんからね。
動画は少し状況が違うのですが、11人でゴールを守られたら、どんなプロ選手でもゴールできないのではないでしょうか。
このあと久乃木学園の鷲巣監督は
いつまでも停めているなら、力づくで排除する
とつぶやきました。
ちょっと細かい話なのですが、ちからづく もしくは ちからずく という表現に関してどちらが正しいのかな?と思いました。
原作では、「力づく」と書かれています。
実際にはどちらでも正解なのですが調べてみると
・ちからをつくして戦う ちからづく
・ちからずくで叩き潰す ちからずく
となるようです。
この場合、圧倒的に力の強い久乃木学園が蕨青南に対して力を見せる状況なので、
力ずく
の方が合っているような気がします。
この場合は、講談社さんの見解で、ちからづく なのでしょうね。
あり得ない軌道でゴールネットを揺らすボール
これこそ 力づく なのでは?と思います。
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