さよな私のクラマー・ファーストタッチ 試写会は東映東京撮影所
2021.04.28
東京都練馬区大泉にある東映の東京撮影所へ行ってきました。
さよなら私のクラマー・ファーストタッチの試写会です。
少し昔話をすると、20年ほど前になりますがサラリーマンをしていた頃、内装建材のメーカーで働いていたので、ドラマや映画のセットで使ってもらう関係上、
何度もこの撮影所内の大道具さんの所へ通っていたことがありました。
その頃は周りは畑しかなく、広いにんじん畑があった記憶があります。
今はすぐそばにショッピングセンターもでき、周りは住宅街になっています。
試写会場は少し小さめの映画館のようなスペースではありますが、ゆったりと座れる椅子に高性能の音響設備も整っていて、贅沢な映画鑑賞のような 気分になりました。
原作は さよならフットボール
映画の原作は、新川直司さんの作品、さよならフットボール です。
映画の内容自体は原作に沿ったものですからおおよそのストーリーは想像がつくと思いますが、大きな画面と整った音響設備で鑑賞すると、
作品の良さがより体感できると思います。
これはぜひ映画館へ行って見るべきです。
主人公はサッカーが大好きでずっとサッカーを続けていきたいと思っている女の子恩田希。
小学校時代は、男子以上のパフォーマンスができ、中学になり男子しかいないサッカー部に女子1人で入部し、サッカーに打ち込んできました。
しかしそこからの男女の体格差によって、どうしても勝てなくなってきます。
そんな時に小学校時代、子分扱いをしていた男子と再会します。
彼は恩田希を大きく上回る身長で、別の中学のサッカー部でキャプテンになっていました。
俺は昔の俺ではない、その体で女のお前が俺に勝てると思うのか
そう言われた恩田希はショックを受けつつも、試合で勝つ決意をします
男女格差を乗り越えるのではなく、新しい答えを見つけた
この物語は男女の違いと言う、どうしても乗り越えられない壁をどうするかと言う大きな命題が描かれています。
サッカーが軸にはなっていますがこれは、スポーツだけの話ではなく世の中全てのことに当てはまることです。
学問の世界でも、サラリーマンの世界でも、政治家の世界でも、歴然とした男女格差はあります。
男だから優位である、という格差は現在の社会を男性が作り上げてきたから、男性にとって都合が良いシステムになっているからです。
つまり基本的にはその差はないはずなのです。そのシステムを変えていけば良いだけなのです。
しかしこの物語にあるように、男女の体格差はシステムでは変えられません。
女の子はサッカーを楽しんじゃいけないのかな
恩田希は悩みます。
そうして始まった新人戦 で対決することになった2人・・・結果は・・・
彼女は最後に、男性だから女性だからということではなく、別の視点があったことに気がつき、一つの答えを見つけます。
女性にこそ見て欲しい映画
サッカーなんてよくわからない
アニメなんて見ない
この映画を見ると、サッカーをよくわからなくても、伝えたいことはとてもよく分かります。
社会生活を営んでいると、前述したような男女の違いによる焦燥感や挫折感を感じる人が多いと思います。
どうしようのもないのかな?仕方ないのかな?
しかし、この物語の主人公は別の答えを見つけました。
この映画は 別の答えを見つけると言う新しい視点を与えてくれる作品ですので、
ぜひ多くの女性に見ていただきたいと思います。
女性にこそ見てもらいたい作品だと思います。
蕨さよクラ応援団 団長 記
恩田希の中学時代を描く、さよなら私のクラマー・ファーストタッチ
2021.6.11全国ロードショウ決定!
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