らき☆すたの聖地鷲宮

らき☆すたの聖地 鷲宮は蕨から1時間

らき☆すたの聖地鷲宮

ある調査によると、埼玉県が描かれているアニメ・ゲーム・マンガは130点以上もあるそうです。
そんなに描かれているは!!という事で、その中で描かれている場所として一番有名なのが「らき☆すた」の聖地鷲宮なのでは?と思い行って見ました。
日本一番小さな市・埼玉県蕨市から電車で2回乗り換えて1時間弱で到着。
駅前に出てみると、想像通りに「何も無い」風景が広がっていました。

駅の西口は新興住宅団地が広がっていて、今回のポイントである東口は昭和の時代に駅前商店街が広がって、昔からあった鷲宮神社の参道商店街とつながっていた
という感じが推察はされます。
行ったのは2021.12.5(日)の午後でしたが人通りは全くなく、開いている店も駅前のお菓子屋さんと500mくらい行ったそば屋さんくらいです。
典型的な郊外の住宅地という感じでした。

鷲宮神社へ

らき☆すたの聖地鷲宮
2018年の災害で倒壊した大鳥居は再建され
とてもきれいでした

らき☆すたの聖地鷲宮

初めて行った鷲宮神社は、ネットにある情報で想像したものとは大きく違い、大きくてとても立派な神社でした。
出雲大社の分かれで関東に最初にできた大社ですので、歴史もある由緒正しい神社です。
この荘厳なる神社と、らき☆すたの柊姉妹とその家族の描かれ方のギャップはもの凄く大きいので、多くの地元の方々がとて戸惑ったであろうことも容易に想像がつきます。
逆にその辺も魅力の1つなのかもしれません。

らき☆すたの聖地鷲宮
参道商店街であったと思われるところには、看板の欠けた時計店がありました。
この辺も歴史を感じさせて、私的には非常に好印象です。

らき☆すたの聖地鷲宮
市町村合併で埼玉県久喜市鷲宮町になったため、久喜商工会鷲宮支所となった鷲宮商工会ではカードを配っていました。

イノベーションを起こすのはやはり 変な人

らき☆すたの聖地鷲宮
鷲宮猫に遭遇!しっぽだけグレーと黒の縞模様なのが面白い!

初めて行った鷲宮の街は、都市の周辺にあった農村が郊外型住宅地に変貌していく過程で、古くからの商店街も衰退し活気が無くなった街、という日本中のどこでも見られる
風景でした。
こんなところに、らき☆すたというコンテンツが現れただけでは何も起きません。
地元の人にとっても「ふーーんそうなんだ」程度のことです。
その後、ファンが訪れるようになり、ほんの少し現れた変化を敏感にキャッチした人が商工会にいたため、大きなイノベーションに発展したのでは?と思うのです。
最初に言い始めた人は、たぶん地元の人にとっては「とても変な人」だと思われたでしょう。
しかしその「変な人」がいなければ、明治から営業する駅前のお菓子屋さんで、らき☆すたのファンブックが売られることもなく、鷲宮神社でアニメの絵馬が売られる事もなく、痛車がやってくることもなかったでしょう。

行動力のある変な人

振り返れば、過去の成功者はみんな「変な人」です。
大きく言ってしまえば、ビル・ゲイツもザッカーバーグもスティーブ・ジョブズも松下幸之助も本田総一郎も、相当以上におかしな人です。
ただこの人達がイノベーションを起こさなければ、現在の社会は今とは違った形になっていたはずです。
たくさんの投資を集めたにも関わらずなかなか車が出来てこなかったため、イーロン・マスクは巨額詐欺師扱いされていましたが、今やテスラは
トヨタの時価総額を上回る、価値ある企業になっています。

確固たる信念を持った変な人

重要なキーワードだと改めて認識した、今日の聖地巡礼でした。

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