ガルパンの聖地 大洗へ
茨城県の友人に会ったときに言われた言葉。
「大洗は街がガルパンにのめり込んでいる」
どういう状態なのか?とても気になって我慢できずに、行って見ました大洗町。
高速を北上し、途中自己渋滞に会いながらもまずは、磯前神社をお参り。
特大絵馬は存在感あり
神社の境内にもしっかりガルパンがアピールされていました。
高台にある神社ですが「磯前」と言うくらいで、階段を下っていくとすぐに磯場にでます。
これこそが 大洗 の由来 大波に洗われる土地 という説が有力だそうです。
シーサイドステーションはガルパンショップが集客の中心でした
2021.2月に移転したようですが、もとのテナントがなんとアディダス。
アディダスが撤退して、ガルパンショップが大きくなるよいうのは、中々面白い状況です。
ガルパンショップへ行ってきました。
グッズの種類がもの凄い!。
一番素晴らしいと思ったのは「なぜ大洗でガールズ&パンツァーが始まったのか」
という展示。
今までの経緯を詳しく説明しつつ、様々なイベントなどの紹介もされています。
「アニメに街を巻き込まない事」
を条件に取材協力をしたのに、現在では街がアニメを包みこんでいる、という逆転現象にとても興味を持ちました。
寂れた商店街・・・・ではありません!
一見すると閉めた店や空き店舗の多い、寂れた商店街なのですが、実はとんでもない!!。
一軒一軒のお店の前に貼られたポスターも含めた、ガルパンアピールが凄いのです。
店の全面がポスターで埋め尽くされているようにも見える、店舗が数件ありました。
街のパチンコ店
交換する景品がガルパングッズというは、中々ないでしょう。
こんな推し方しているお店は見たことがありません。
この日は快晴であまり風もなく、聖地を訪れた巡礼者さんを、本当に頻繁に見かけました。
長時間いたわけではないですが、必ず視界にはいるのです。
多くは2~4人のグループですが、1人で散策している人も多く、それぞれ徒歩だったり、レンタサイクルで移動したりと、様々に街歩きを楽しんでいました。
その場にいて、アニメツーリズムの成功例を感じる事ができました。
重要なのは ホスピタリティ
いろいろなお店の前を通るとお店の人に「こんにちは」と声をかけられます。
たぶん、街の人ではない、どこかから来た人、と言うのに気が付くと声をかけているのかと思います。
これは「ガルパンがあるから商店街を通る人がいる」という事を、お店の人全員がしっかり認識しているからだと
思います。
実は大洗町には30年前から何度も来ていて、どんどん衰退していく様子を感じていました。
夏は海水浴客が来るけど、あとは漁港とフェリーふ頭のあるだけの街、という感じになってきていました。
名物は「あんこう」のみ。
しかし10年前に始まったガールズ&パンツァーのせいで、また新たに違った街に変化しています。
今回の大洗行きで確信したこと。
聖地巡礼にきた人達は、アニメのイベントやグッズを目当てに来てはいない、ということです。
アニメの舞台になった街、そのものの素顔を見たくて来ているのです。
つまりは何の理由もなく、集客のためにイベントを開催するなどというのは、かえってマイナスになるという事です。
一番重要なのは、街に良い印象を持ってもらう、というホスピタリティだけなのかもしれません。
映画さよなら私のクラマー・ファーストタッチ Blu-ray
さよなら私のクラマー Blu-ray BOX