いきなりネガティブ!
さよなら私のクラマー2021.4.4からTVアニメ放送が始まりました。
オープニングで驚かされました。
日本女子サッカーの衰退・人気低迷・集客に問題・・・・・・・。
そして日本女子代表キャプテン能見選手のインタビュー。
「私たちが頑張らなければ、日本のサッカーは終わってしまう」
「もう一度女子サッカーを世界一に」
そこには希望ではなく、悲壮感しかありません。
いきなり、ネガティブな内容です。
が、現実のなでしこリーグは、この通りでもあります。
さよなら私のクラマーを描いた理由として、インタビューで原作者の新川直司さんが、
日本の女子サッカーを盛り上げたい、と言っていましたが、その思いが深く反映された
内容なのでしょう。
オープニングテーマ「AMBITIOUS GOAL」
オープニングテーマの中で描かれているのは、ワラビースの練習グラウンドと
埼京線の風景
最強対弱小
周防すみれの中学最後の試合は、川口伊刈中学×戸田北中学 0×5で
戸田北中の圧勝。
チーム内で孤立している川口伊刈の周防は、活躍の場もなく負けてい
きます。
周防の才能と実力に注目しいている、戸田北中の曽志崎は、周防を誘って
蕨青南×浦和邦成の練習試合を見に行きます。
結果は、0×7で浦和邦成の圧勝。
見事に強者と弱者が描かれています。
突出した才能は環境のせいで死んでいく
中学で全国3位のになったボランチの曽志崎緑は、フットボーラーとして卓越した能力を
持ちながら、チームメイトのレベルの低さが原因で勝てない、周防すみれ見て思います。
突出した才能は環境のせいで死んでいく
さよなら私のクラマーは、蕨青南高校の女子サッカー部の活躍を描いていますが、
全体に流れる裏テーマは「大人の責任」だと思っています。
子どもが才能を発揮し伸ばしていける環境を作るのは、あきらかに周りの大人の責任です。
ワラビーズのメンバーは周防すみれだけでなく、全員が挫折と焦燥感をかかえています。
子どもたちにそんな思いをさせない、というのが大人の覚悟ではないでしょうか。
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